農業研修中に知見を広める事の大切さ。
新規就農準備型制度を活用しようと考えている方に今回はお金の事ではなく知って頂きたい事を少しだけ。研修中にどれだけ知見を広められる環境であるかは就農準備していく上でも大切であるということです。
農作業を通しての生産技術習得だけで大丈夫?
準備型制度を活用する際には2年間。研修機関(指導者・お師匠さん)でお世話になります。しかし研修内容がポイントです。ただ農業技術などを学んでいるだけで、就農開始となったときからスタートを切るのではもう遅いということです。
知見学習の機会が有無かで経営スタートで確実に大きな差が生まれます!
私のお世話になっている研修機関(お師匠さん)では、水稲・柑橘・花卉栽培を行ってますので農作業を通して技術習得を目指して年間通してご指導頂いています。しかし他の研修機関と明らかに違うのは。経営面での知見を広めるために。先進農家や他品目生産者様のところへ知見学習として生産現地へ連れ出して下さる点です。普通ならば経営ノウハウを他人に簡単に見せるわけにはいきません。しかし研修機関によってはそれが経験できるという事実です。そのためには?
どれだけ研修機関(指導者・お師匠さん)が顔の広さと信頼関係を持たれているかどうか。
では。どうやってその情報を集めるのかと言う所も含めて少しだけ書こうかと思います。
これは本当に見極めるのがむずかしい点ですが、以外と所在都道府県の農林水産課や役場の担当課などでそんな情報も教えてくれます。理由は研修生の実施状況や本音をしっかりと定期的な面談でヒアリングしているからです。
しっかりと質問をぶつけてみると指導者・お師匠さんの人柄や研修スタイルまでもなんとなく分かっていると言うことです。これ大切です。
研修が終わってからスタートするのでは遅い。
農業は段取り7割と言います。自分の経営計画を様々な経営者のもとへ行って先進的な技術や経営を目の当たりしたり。そういった知見を広める事により迷いに確信を感じる事が出来たり。見直しを行えたり。そして人脈を広めることが出来たり。農業経営をしていくためには農業を通した技術指導はもちろん大切でありますが。これから農業で生計をたてて行くのであれば儲かる農家。生産効率の高い農家等々。技術だけだは難しい大切なことだと感じます。
研修中に既にやるべき事(段取り)はたくさんあります。どんな品種を栽培するのか。どうやって新たな農地を環境の見極めを含めながらどう確保するのか。制度・その申請方法やノウハウ。園地ごとにどんな経営・栽培から収穫後までをどんな計画で目指すのか。そして協力をもらえる人脈。これから新規就農を目指そうと考えている。また準備型制度の活用を考えている方。全てはもうそこから経営はスタートしています。いきなり経営を開始(経営開始型)する前に。私は準備型制度を活用するほうが成功への近道であると感じていますが皆様はいかがでしょうか?どちらにしても農業は頑張っただけ帰ってくる仕事だと思います。共に大切にするべきものを守れるように頑張りましょう。